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覆面X(エックス)の気まぐれブログ

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覆面Xの感動報告「食」king! ~食を通して経営を考える~ 2015.12.01


「新そばになりました」
秋そばシーズンになり、そば店の店内には新そばに切り替わった案内が掲示されます。
そばの効用については、周知の通り「生活習慣病」の予防に効果があると言われており、その予防効果と共にそばの持つ栄養素がバランスと質の両方にとって優秀な食品であるとされており、中でもポリフェノールの一種である「ルチン」には、毛細血管壁を強化させ、高血圧・糖尿病・老人性痴呆症などに予防効果があるといわれております。

わが群馬県は「そば店」の店舗数および1店舗あたりの人口比率ともに全国で第5位となっており、生活の中にそばが定着している事が確認できます。赤城山の南面には「そば畑」がたくさんあり、東西に走る「あかぎ風ライン」にも多くのそば店が軒を連ねております。
しかし、日本政策金融公庫が飲食業向けに行った調査の中で、そば、うどん店の経営上の問題点として「顧客数の減少」と回答している割合が最も多く、客離れが一段と加速していると感じているそうです。
また、同調査の消費者調査では、外食時(夕食)における店内の雰囲気や清潔さなどについてどのくらい重視しているかをみると、「店内の雰囲気・居心地の良さ」を重視する割合は86.0%となっており、いかにそういった店づくりを実践していくかが、顧客数の減少を防ぐ『対策』になるのではないかと思われます。
  

覆面Xの感動報告「食」king! ~食を通して経営を考える~ 2015.10.01


スポーツ観戦と食事
古代ローマが最盛期を迎えた2世紀ごろには、スポーツ観戦が一世を風靡していた時代だそうです。当時「観戦」と「食事」は権力者から与えられていたようで、政治的に市民を盲目にするための施策であったといわれております。そんな愚民政策を詩人ユウェナリスが揶揄し「パンとサーカス」という詩を書きました。当時、ローマのコロッセオが50,000人の収容人員があったようで、現在の東京ドームに匹敵します。


我が国、日本に立ち返ると・・・スポーツ観戦と食事と言えば大相撲です。

桝席に座りビールを片手にやきとりを食べる。そんな楽しみはいつから始まったのでしょうか?

芝居や相撲を観に来た客をもてなす方法として「茶屋」ができたのが17世紀ごろと言われております。 最初は「幕の内」に食べるお弁当が提供され、そしておつまみに発展しました。


~大相撲でなぜ「やきとり」か?~

2本足で手をつかないという理由からげんかつぎとして、鶏肉料理が力士に好まれていたからです。
国技館で提供されているやきとりは岩手県産の鶏肉で、国技館が蔵前にあった頃から国技館の地下で焼かれているそうです。「冷めても美味しいやきとり」をめざし、6回たれをつける念の入り用で製造されています。
    

覆面Xの感動報告「食」king! ~食を通して経営を考える~ 2015.06.01


料理と登録商標
料理の中には、料理名に登録商標をつけたものがあります。名古屋あつた蓬莱軒の「ひつまぶし」や京都平野屋本店の「いもぼう」大阪美々卯の「うどんすき」などは商標登録されております。
料理名は登録商標の対象になりますが、一般的な呼び方や同一名称の店名や料理は登録できません。また商標登録の効果は権利として10年、更新して使用を続けることができます。
一番の効果は「無断使用者に対して使用差し止めや損害賠償請求等を行うことができること」が最大の特徴です。

しかし、本来の意味はそこにあるのでしょうか?
他人に使用させないというよりは、自社製品が販売できなくなる。という事態を防ぐためではないでしょうか?ある日突然、自店の名物料理の名前に対し「使用差し止め」が来た!なんてことにならないように・・・
ちなみに、実は「しゃぶしゃぶ」も登録商標されております。正確にはスエヒロが「肉のしゃぶしゃぶ」と登録しております。しゃぶしゃぶ料理の発展を願ってわざわざ「肉の」を付けたそうです。

さて、食の話。我が群馬県にも登録商標のついた料理があります。
    
登録商標「すり鉢タルタルカツ丼」
すり鉢で玉子たっぷりのタルタルソースを自分で作り、甘辛だれの染み込んだかつ丼の上にのせて食す。
甘辛だれが癖になるタルタルソースカツ丼。ぜひ、ご賞味あれ!

覆面Xの感動報告「食」king! ~食を通して経営を考える~ 2014.03.01


関東地方で記録的な大雪が降りましたが、群馬県では降雪後の低温、農業ハウスの倒壊などによる農作物被害等が247億6,200万円との発表がありました。
内訳としては農業用施設が92億3,200万円、トマト、きゅうり、いちごなどの農作物が147億3,500万円です。

平成23年度統計によると、群馬県の食物自給率は93%ですので、近隣からの食物調達を想定するとなると食卓への大きな影響も避けられない状況であります。 また、太田市の特産である「小玉すいか」と「いちご」も3月出荷を目前に控えていた中で、農業ハウスの倒壊により出荷が出来なくなるという状況です。
私の知り合いで、若い農業者の方も大打撃を受けてしまい、所有していたハウス48棟のうち、被害にあわず残っていたハウスがたった1棟であったと聞いております。
しかし、そういった方でも農作物の力を信じて気持ちを再興させております。

さて、食の話です。
写真は太田の地場産野菜100%のバーニャカウダです。 野菜の味をしっかり味わうにはとてもベストな料理だと思います。

覆面Xの感動報告「食」king! ~食を通して経営を考える~ 2013.11.01


【特別編】阪急ホテルズの「メニュー誤表示」からみる企業の危機管理と対応の失策についての考察
10月28日、阪急阪神ホールディングスの出崎社長は取締役の辞任と一億円を超える返金に応じる事の記者会見が行われました。
マスコミは各社揃って「偽装!偽装!」のオンパレードを開始、社長自らの「誤表示」という弁明も届かず世間では「リッツカールトン=偽装食材で顧客を騙す」の方程式が形成されて しまいました。
この事件、私は最初から疑問を持ちました。
偽装とされた「レッドキャビア」テレビではレッドキャビアは「マスコ」(マスの魚卵)で「トビコ」(トビウオの魚卵)ではない。と定義づけられていましたが、果たしてどうなのか?
阪急阪神ホテルズが「誤表示」としていた例は以下の通りです。
芝エビ → バナメイエビ
霧島ポーク → 神戸産ポーク
九条ネギ → 他のネギ
信州産そば → 中国産そば
手作りチョコソース→ 既成品を使用
鮮魚 → 冷凍マグロ
レッドキャビア → トビウオの卵

こればかりでなく、マスコミには提供したホテルレストラン以外にも大学の学食や競馬場、病院などが含まれた資料を報道資料として提供しました。

(食材について)
まず、レッドキャビアの件。 キャビアは(魚卵)を指し、トビウオの卵も大枠でキャビアです。 食の世界では、チョウザメの魚卵をキャビアと呼びますが、ヨーロッパではキャビアは魚卵 の総称として使われております。
トビウオの卵はレッド(赤い)キャビア(魚卵)に間違いがないし、大きさや食感からすればマスコをそれと呼ぶ方が違和感があります。

続いて、鮮魚。 通常、マグロは冷凍での輸送が基本というのは周知の事実であり、冷凍でないマグロは「生マグロ」と表示されます。
鮮魚とは何を持って鮮魚というのか、ホテル側の基準もありません。

(施設について)
リッツカールトンのレストランと競馬場の売店は価格はもちろん顧客層も用途も違います。料理に使用した食材とメニューの表示の違いが顧客側にどのように認識されるのかが違う わけで、ホテル側が示した「メニュー表記とは違う」リストの中に全て含まれてしまっております。


企業において、事件や事故の場面で、いわゆる「小出し」をしてしまった事により大きな問題を招くケースもありますが、それ以上に、出す資料と内部調査の危機管理体制が最も重要であると 感じます。
今回の事件は食を扱う業種でありながら、危機管理の不備が大炎上を招いたとしか思えません。

覆面Xの感動報告「食」king! ~食を通して経営を考える~ 2013.10.01


10月の旬な食材としては「スルメイカ」があります。
最近の研究結果でイカは魚介類の成分特徴を備え、低カロリーでコレステロール値を下げ動脈硬化を抑制し、 肝機能を増強し、眼精疲労を回復するなどいろいろ薬利効果があると発表されています。 また、ダイエットにも適した食べ物であるとも言われております。
そんなイカですが、日本人は全世界の漁獲量の40~50%を消費しているそうです。 確かに刺身や鮨ネタ、天ぷら、フライ、煮物、珍味などたくさんの料理が浮かび上がります。
しかし、イカは食用だけで活用されていた訳ではないようです。

~液晶を作る~
液晶といえば、テレビや電卓、家電製品、パソコンのモニターなど、今ではほとんどの家電製品に採用されています。液晶と言っても様々な液晶があり、イカの内蔵から抽出したコレステロールを使い液晶が作られていた時代があったそうです。現在ではその技術を用い科学的に合成されたもので液晶が作られているそうですが、この液晶は「コレステリック液晶」と呼ばれ、温度によって青、緑、黒、茶などと変化します。 見近な物ではテープ温度計などに利用されております。


写真はスルメイカのお刺身です。こちらのお店では、活きたイカをはじめ、群馬ではなかなか食べられない新鮮な活魚料理を、ゆったりとした雰囲気の個室でお客様に提供することで付加価値を高めております。

当事務所でも新鮮な「ネタ」とそれに伴う「キモ」を提供し、付加価値を高めて行きたいと考えます。

覆面Xの感動報告「食」king! ~食を通して経営を考える~ 2013.07.01


本当にうなぎが食べられなくなる日がくる?
うなぎの学名は「ニホンウナギ」日本をはじめ中国、韓国など東アジアに広く分布する回遊魚で、河川を遡上して成長し、再び産卵のために海に下ります。
日本で広く食用にされており輸入されるウナギも、中国、台湾からのニホンウナギが中心です。
最近の「シラスウナギ」激減については、過去の本稿でもお知らせしましたが、不漁以外にまたまた事件が鰻店を襲っております。 環境省は、絶滅の恐れがある野生生物を分類した「レッドリスト」のうち汽水・淡水魚類の改訂版を公表され極度の不漁が続くニホンウナギを絶滅危惧種に指定しました。取引や漁は規制されませんが、あらためて生態の危機的状況が浮き彫りになった格好となりました。

鰻の老舗の経営改革事例です。
鰻高騰の煽りを受け、売上が減少。大幅にメニューの改善、そして経営改革を行いました。専門店から地域の鰻料理店へコンセプトを変更。 さらには、従業員の教育を通じて、販促計画からデリバリー営業などを経てこれまでの原価率45%を34%へ変更しました。 利益は前年比200%を達成したそうです。この改革のまさに「キモ」は地域性を高める!です。

お客様に喜んでいただけるようメニューを地場で漁れる魚介類中心に切り替える・・・
ベタですが、これが一番の改革だったのかも知れませんね。

さて、今回の食は、まさに「鰻」です。
  

覆面Xの感動報告「食」king! ~食を通して経営を考える~ 2013.03.01


魚の獲りすぎによる水産資源の減少が問題となっております。特に話題になるのが「マグロ類」です。
「食卓からマグロが消える日」などと報道されているように漁獲量制限による影響も出ており、資源管理漁業という手法が注目されております。 なかでも「プール制」は駿河湾のサクラエビ漁に対して一定の効果が出ており、資源の枯渇を最小限に食い止めております。

プール制とは、同種の企業が協定を結んで、お互いの利害を調整し、協同の収支決算を行って利潤を分配する制度で、いわゆる事業協同組合による、漁獲量の日次決算というイメージになります。
この計画的で安定的な予算と実績の策定は、販売計画などに影響を及ぼし、限りある資源だからいかに有効活用するかという思考を創出し、地域経済の発展につながっているようです。

さて、本日は静岡出張の際に食しました「駿河丼」と「サクラエビのかき揚げ」です。
サクラエビは丸ごと食べるので、栄養価が満点です!
  

覆面Xの感動報告「食」king! ~食を通して経営を考える~ 2012.10.01


暑さ寒さも彼岸まで。先人たちの言葉に偽りありませんでした。
今年の記録的な猛暑も、お彼岸を境にすっかり秋めいてきました。
秋はたくさんの食材が美味しくなる季節です。「旬の食べ物を味わい楽しむ」日本人はそういった素晴らしい季節観念が備わっていると感じます。

飲食店や生鮮食料品店などは、この季節により経営状況が変化します。いわゆる財務データーの「季節数値」となるわけですが、季節数値の変動に左右されない「定番商品」の検討も企業経営には必要だと感じます。
花形商品や定番商品、定番サービスに重要なのは、利益率!バランスを保つことで経営の安定にも繋がります。


料理や食材の中での優等生は「もやし」です。
一年中生産と出荷が可能で原価も低く、95%が水分にも係わらず見た目もボリューム感たっぷり。
最近のラーメンの傾向として、このもやしを多用したラーメンが台頭しております。
同じ野菜でも、キャベツだったらどうでしょう?

キャベツは一年間流通はしておりますが、価格の変動が激しい商品です。安定的に利益率を確保するなら原価安定のもやしに軍配が上がります。

写真は最近出会った「山盛りもやし系」ラーメンです。
もやしには、こってりラーメンの脂肪分を分解してくれる作用もある様ですよ!
    

覆面Xの感動報告「食」king! ~食を通して経営を考える~ 2012.07.01


日系ブラジル人が多く住む町、群馬県大泉町は三洋電機(現パナソニック)の工場がありリーマン・ショック前まで4万2,000人の町民のうち17%にあたる7,000人の外国人が暮らしていました。その7割は日系ブラジル人とその家族です。工場の閉鎖が決定され、彼らの職場が失われたため、大泉町の人口は4万1,000人まで減少しているのが実情であります。


リーマン・ショック後の日系ブラジル人の失業率はどこも概ね40%台といわれ、ブラジル人の失業率の高さが際立っております。 ブラジル人の多くは「出稼ぎ」ではなく「移住」を考えて日本に来た家族が多いと聞いておりますが、そんな中でも、ブラジル料理店などは心折れることなく元気に営業しております。 これから日本が向かうべき「少子高齢化」対策に向け、外国人労働者、在日外国人、もしくは日本国籍を持つ外国人も必要であると考えます。 そういった意味でも私たち太田人はグローバルな視野を持つ必要があるのではないでしょうか?

写真は大泉にあるブラジル料理店「ロデオグリル」さんのパステウ(ブラジルスナック)です。

覆面Xの感動報告「食」king! ~食を通して経営を考える~ 2012.05.01


みなさま 『かき菜』をご存知でしょうか?
当事務所の近郊の方は当然のごとくご存知かと思います。 しかし、このかき菜は両毛地域の独自野菜なのです。
野菜の分類からするとアブラナ科アブラナ属の野菜で、北関東でも太田、足利、佐野のいわゆる両毛地域で栽培される伝統野菜であり、「なばな」と同系統だが、セイヨウアブラナではなく、在来種のアブラナまたはその変種であると考えられているそうです。歴史的には万葉の時代までさかのぼり、万葉集にも登場しています。
栄養的には、タンパク質や食物繊維、カルシウム、カロチン、鉄分など、さまざまな栄養が詰まっており、カルシウムはホウレン草の3倍もの量が含まれおり、ビタミン類や、鉄分、食物繊維等は、皮膚や粘膜の抵抗力を強めて、風邪予防・老化防止・便秘等に効果を発揮してくれるそうです。
そんな貴重な私たちの地場産野菜は、余りにも頻繁に食卓に上がるため、地元では飽きられがちになっています。

今こそマーケティングの発想を用いて、かき菜を見直すのもよろしいのではないでしょうか?
写真は、今話題の「道の駅 おおた」で販売されている無農薬かき菜で知的障がいを持つ子どもたちが丹精込めて作った野菜です。


ちなみに我が家では、かき菜パスタを作ります。ベーコンを軽く炒め、ゆでたかき菜とタマゴを投入します。シンプルですが、とても美味しいですよ。

覆面Xの感動報告「食」king! ~食を通して経営を考える~ 2012.02.01


最近の飲食店の中で、とても苦戦を強いられているのがうなぎ屋さんです。
2年連続でウナギの稚魚(シラスウナギ)が不漁であったため、昨年夏ぐらいから高騰し始めました。
輸入うなぎも底が見え始め、ますます仕入価格が高騰したのです。
ウナギは習性が解明されていなく、2006年の調査でやっとグアム島付近であることが解明されてきました。 つまり、自力で泳ぐことが難しい稚魚は自らを黒潮などの自然の力にゆだね、遥かなる日本近海にたどりつくという、まさに自然任せの魚です。
最近の自然環境の変化による生態系への影響を考えると、ウナギもその影響を受けていると考えられます。
シラスウナギ漁は「闇の大潮」が大きく左右するそうで、月の光の無い「闇」の中、潮の流れが強い「大潮」の日が一番だといわれており、2012年は1月23日がその日だったようです。
ウナギの平均仕入相場は10年前が1キロ950円。それが7年前には2,100円と上がり最近では5,040円まで高騰したそうです。(ちなみに1キロのウナギは、だいたい4人分)今後の相場に注目が集まります!!
しかし、どこかを変化させればチャンスは巡ってくるかもしれません。
なぜなら、うなぎ屋さんはもともと、
1.「利益率が高い」     うなぎ原価の設定は300円平均であった
2.「製造効率が高い」    調理方法が明確でタレ焼でも白焼きでも途中までは同じ作業で済む
3.「顧客回転率が高い」   フランス料理などは回転率が著しく低いが、うなぎ屋は回転率が高い
利益率の高さを原価高で圧縮されてもまだまだ勝負できる余地はあると思います!がんばれ!うなぎ屋さん!
  

覆面Xの感動報告「食」king! ~食を通して経営を考える~ 2011.11.01


叔母から柿をいただきました。
そろそろ取りに来る頃かと思ってたんだよ。叔母は笑顔で迎えてくれました。
「桃栗三年柿八年」昔から、実を結ぶまでは手間暇時間がかかる事を教えることわざです。
果樹については「耐用年数」が適用されます。桃は15年、栗は25年、柿は36年でした。



柿はビタミン豊富な果物で、ビタミンCの風邪予防、ビタミンAの抗酸化能力がとても注目されており、近年では、飲酒・喫煙や食生活のなどの生活習慣を原因として発生する「生活習慣病」の 予防に対し、大変期待されているそうです。

【番外編】覆面Dのタイムリーヒット!? 2011.07.01

毎日暑い日が続きますね!この季節、暑さや気温差による体調不良には注意しなければなりません。
そこで夏にかかりやすい熱中症の予防と対処法についてまとめてみました。
熱中症は 日射病や熱射病などの総称のことで症状としては熱失神・熱痙攣・熱疲労・熱中症の4つに分けられます!

(1)熱失神
症状・・・めまいや軽度の失神
原因・・・高温や直射日光によって血管が拡張し、血圧が下がることによって生じる
(2)熱けいれん(暑い中での運動時や作業中に起こりやすい)
症状・・・痛みを伴った筋肉のけいれん(脚や腹部の筋肉に発生しやすい)
原因・・・血液中の塩分が低くなり過ぎて起こる症状
水分を補給しないで活動を続けたときはもちろん、水分だけを補給したときにも発生しやすい
(3)熱疲労(たくさんの汗をかき、皮膚は青白く、体温は正常かやや高め)
症状・・・めまい、頭痛、吐き気、倦怠感を伴うことも多い
原因・・・体内の水分や塩分不足、いわゆる脱水症状によるもの
死に至ることもある熱射病の前段階ともいわれ、この段階での対処が重要となる
(4)熱射病(汗をかいておらず、皮膚は赤く熱っぽく、体温は39℃を超えることが多い)
症状・・・めまい、吐き気、頭痛のほか、意識障害、錯乱、昏睡、全身けいれんなどを伴うこともある
原因・・・水分や塩分の不足から体温調節機能が異常をきたした状態。
そのままでは死に至ることもあるので極めて緊急に対処し、救急車を手配する必要がある

予防策としては、
・暑いときに無理な運動をしない
・急な暑さには十分に気をつける
・水分不足にならないよう注意する
・清涼グッズを使う
・焦らず迅速に対処する

また水分補給のコツとしては、基本は水かお茶をのどが渇く前に定期的に飲むことが重要です。
たくさん汗をかいたときなどはスポーツドリンクがお薦めです(塩分・糖分が補えるため)
飲み方としては一気に飲むのではなく200mlくらいを噛むように飲む!のが良いそうです。
また、熱中症の予防に効果のある食べ物は、①カリウム< 小豆、そら豆、いんげん豆、海苔、パセリ、干しヒジキ、ほうれん草、さといも、じゃがいも、落花生、松の実、バナナなど>
②ビタミンB1<豚肉(ヒレ肉・モモ肉・ロース・肩ロース・ひき肉など)、ハム、焼き豚、ウナギ、グリーンピース、海苔、青海苔(乾)、大豆(乾)など>
③クエン酸<梅干し、レモン、グレープフルーツ、オレンジ、食酢、黒酢、もろみ酢など>
などを摂取することで熱中症対策にもなるかと思われます。

覆面Xの感動報告「食」king! ~特別編~ 2011.04.01


食を通して経営を知る。そのような考えで連載してきました「食」king!ですが今回、東北地方太平洋沖地震が起こり、本来であれば「元気」を取り戻すための記事を書こうと考えておりました。しかし、まだ被災地には「食糧」が足りません。
私たちの生きる糧である食糧自体もまだ足りないと、被災地支援に行った仲間に聞きました。

地震発生から大津波の襲来まで、たったの30分。
食糧の配給を受け取る方たちは、それを入れる袋さえないほどの状況です。

現在、被災地から離れた群馬県でもスーパーに買い物に行っても、魚介類や海藻類が大幅に品薄状態です。
今まで、東北の三陸沿岸は日本の沿岸漁業の中心であったための影響によります。

私は2004年に石巻に行きました。当時「漫画によるまちづくり」として脚光を浴びていたので観光を兼ねて 訪ねたのですが、その時の「青い海」と「広い空」今でも目に焼き付いており、忘れておりません。
再び、またあの素晴らしいまちを取り戻せる日のために、自分の今できることを実行したいと思います。

写真は石巻の定食屋さんの写真です。
この料理に、このお店のご主人に、またきっと会えます!そう想ってます。

【番外編】覆面Dのタイムリーヒット!? 2011.03.01

3月と言ったら皆様は何を思いつきますか?
年度末 ・ ひな祭り ・ 卒業式 ・ 道路工事 ・ ホワイトデー ・ スギ花粉 などですかね・・・
私はやはり、確定申告の提出期限(3月15日)です(笑)

さて今回は卒業式の定番ソングについてちょっと調べてみました。 2010年のベストソングとして挙がっていたのは
1位 レミオロメン 3月9日
2位 松任谷由美  卒業写真
3位 海援隊    贈る言葉

1位の3月9日という曲ですが、私は全く知りませんでした。。。
2位、3位は、いつの時代においても世代を超えた名曲とし卒業式の定番ソングとして歌われ続けているのですね。
(知っている曲で安心しました。)
さて、今まさに花粉症シーズン到来ですが、今年の花粉の飛散量は例年を大きく上回り、昨年の5~10倍だとか!?
この時期に殆どの皆様の共通の悩みである花粉症!
今回は花粉症についてもちょっとだけ調べてみました。
花粉症対策としてできることは・・・
メガネやゴーグルを着用する
マスクを着用する

そして食事での対策もありました。
なかでもお茶!
お茶にはカテキン、ビタミンが多く含まれていて中でもカテキンにはアレルギーを抑える作用があるそうです。
その他には乳酸菌なども。
身近な食材自体が医食同源となることもありえます。バランスの取れた食事を摂るようにしましょう!

覆面Xの感動報告「食」king! ~食を通して経営を考える~ 2010.11.01


ご当地グルメの祭典であると共に、地域活性のシンボルである「B1グランプリ」の今年の大会が終了しました。
グランプリは、甲府市職員のグループ「みなさまの縁をとりもつ隊」による「甲府鳥もつ煮」が受賞し、大会来場者数は43万5,000人を記録した一大イベントになったようです。
飲食料品のご当地関連として、かつて地ビールが隆盛を極めたのは皆様はご記憶でしょうか?
最近ではご当地サイダーも多数発売されとても人気となっています。

日本のサイダーの発祥の地は横浜で、1868年外国人居留地でイギリス人ノースレーが製造販売を開始したのが、日本で最初のサイダーだといわれております。

写真は横浜で現在人気の地サイダー「ポートサイダー」です。
横浜の赤レンガ倉庫とマッチしていると思いませんか?
特別ラベルには横浜のキャラクター「ブルーダル」のイラストが描かれています。
「ブルーダル」は青い斑点模様がトレードマークで、横浜港が開港した当時、伴走犬として馬車を先導していたダルメシアンの子孫という設定で横浜を拠点とするデザイナーにより横浜のPRを目的にデザインされ、現在では神奈川新聞の日曜版に4コマまんがが載る程の人気だそうです。

みんなで「まち」を盛り上げる!そんな気概を感じました。

覆面Xの感動報告「食」king! ~国産・手作りにこだわる夏~ 2010.08.01


日暑い日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
「暑い暑い」と言い続けても体が冷えるわけではありません。 こういうときは、日本人ならではの「夏を楽しむ!」のも良いのではないでしょうか?

私自身の夏の楽しみは「かき氷」と「夏野菜」です。

【かき氷】
ひと夏に3・4回は訪れるかき氷屋さん。 大変人気のあるお店なのですが、今流行の洒落たお店ではありません。 雰囲気は昭和40年代の趣があります。 機械式のかき氷機が繰り出す「ふわふわ」のかき氷で、シロップは一般的なシロップの他に 全て自家製の「あんず」「梅」「レモン」「あずき」があり、自家製シロップは夏の後半になると 売り切れになってしまいます。 私は自然の酸味がいっぱい詰まった「梅のかき氷」が大変気に入ってます。

【夏野菜】
自宅から車で10分! 旧妻沼町の「JAくまがやふれあいセンター妻沼店」には夏野菜がぎっしり並んでいます。 近隣農家が栽培した農産物が農家より直接出荷されるのですが、各野菜には生産者名と バーコードのシールが貼ってあり、売上は直接農家へ支払われる仕組みになってます。
今の季節はとても楽しいです。 定番のトマトにしても、「フルーツトマトやプチトマト」「枝つきトマト」「ステビアトマト」 キュウリも間引きした「超ミニサイズのキュウリ」「露地物キュウリ」決してスーパーには出ない「大型のキュウリ」 枝豆も新品種の「湯上り娘」「おつな姫」「恋姫」 トウモロコシは最近いろいろな品種があり、どれもとても甘味があります。 ここで良く売られているのが「味来(みらい)」、「ゴールドラッシュ」 最近あまりお目にかからなくなった「ピーターコーン」や「ハニーバンタム」も売られております。
ここのもう一つの魅力として生産者によっても味が違うところです。 味に信頼のある生産者の野菜はすぐに売り切れてしまうのです。 「○○さんちの・・・」は一つのブランドなっているのです。

たまに、生産者農家の方が商品補充に来るのですが、みなさん楽しそうにお客様と話をしています。 「うちのトマトはね…」という説明や美味しい食べ方の話など、消費者からは「もう少し小さい方が食べやすい」とかBtoCの関係が成り立っているのですね。
早起きは三文の徳といいますが、ぜひお出かけをして夏を楽しんでみてはいかがでしょうか?

覆面Xの感動報告「食」king! ~炭の効用~ 2010.07.01


最近「炭」について仕事の関係でよく情報が入ってきます。科学的に証明された「炭の効用」
1、すぐれた吸着力
化学物質やにおいの成分などをミクロの孔に吸着します。
2、ミネラル補給
炭は、ミネラル(灰分)を多く含んだ炭素のかたまりです。
3、遠赤外線効果
炭を加熱すると遠赤外線や近赤外線などの赤外線を放出します。
遠赤外線は、肉や魚を内側から温めグルタミン酸などのうまみ成分を引き出します。
4、還元作用
炭には酸化した物質を還元する作用があり、物が酸化して劣化するのを防ぐ働きをします。
5、触媒作用
光が当たると化学反応を促進する光触媒があります。

以上のようなことなどが炭の効用として挙げられるようです。


『身近で感じた「炭の効用」』

【住宅建材として】
お客様のところで「木炭塗料」を柱に塗装する工法を採用しており、埋炭や敷炭により磁場改善を行い、自然素材と健康住宅に取り組んでおられます。 また、当社スタッフが研修会にて、アパート全体が住宅用の炭により調湿できる工法の資料をいただいてきました。 住宅の建設というのは、人類が始まってからの営み。しかし、まだまだやることがたくさんある気がします。

【環境対応として】
私の知り合いのNPO法人には「炭素繊維」を用いた水質改善を行っている先生がおられます。 先日、日本テレビの環境番組でAKB48と出演し、池の水質浄化実験をされてました。 炭素繊維に池の中の汚れ成分が吸着し、見事に澱んだ池がきれいになっておりました。また水質浄化の他にミネラルの放出もあるようです。 先生にお会いした際にそのお話しをしたところ、「若い人へのきっかけになってくれればね!」とおっしゃってました。

【食への効果として】
最近よく出没します「鮎のお店」 鮎のシーズンに入ったので、訪問しました。 和歌山産「天然若あゆ」 このお店は炭で魚を焼くので、注文から1時間かかります。 鮎もそうですが、鯖焼きも外はカリカリで中はしっとり。遠赤外線によるグルタミン酸効果ですか。 オススメの一品として、ソーセージ焼きもあります。炭の影響か、外側の皮がピンと張って、パキッと食べられます。 その瞬間!まさに「グルタミン酸大砲」! このお店、この時代に「本日ご予約のみです」という張り紙がはっておりました。

中小企業には機動力とパワーがあります。 経営者の思いが直接経営に反映できるのがメリットです。 お客様のため、社会のため、地球のため 目指す目標は大きく、そしてたくさんありますね。

覆面Xの感動報告「食」king! ~ど根性!やきそば最高!!~ 2010.06.01


わが町太田市は「やきそばのまち」 由来はいくつかありますが、富士重工の夜勤の夜食が発祥という説が有力だそうです。
「やきそばのまち」を掲げているのは、秋田の「横手やきそば」と静岡の「富士宮やきそば」がありますが、 横手は目玉焼きがトッピングされているのが特徴で、富士宮はかつお節粉がトッピングされているという特徴があります。

さて、わが町「太田やきそば」は…
実はやきそば自体にこれといった特色はありません。 しかし、各店のやきそばには各店の意気込みや特徴が織り交ぜております。

今回の取材先ですが、実は最近まで休業していらっしゃいました。 とある災害にみまわれて、営業ができなくなっていたのです。

「今回はやめちゃおうかな…と思ったんだけどね。」 「食べられなくなると寂しいというお客さんが大勢いて、何度も考えてたんだけど、 まぁ、人を寂しがらせてもしょうがないから、やることにしちゃったよ。」と満面の笑みで答えてくれました。


このお店・・・
昔は小さな食料品店で、店主も文字通り「バリバリ」働いていて。子供のころの私にとってちょっと怖い存在 だったのを覚えてます。その後、食料品店から定食屋さんへ。 食料品店のノウハウの詰まったとても美味しい定食屋さんでした。


しかし…
ここでも店主が事故に遭遇し、休業することに。 「何もかも失った気がして、絶望のどん底だったよ。」と当時を振り返ります。

定食屋さんの名残として、このお店には「唐揚げ」があります。
また、このお店が終始こだわっていらっしゃるのが「お客様目線」
今や、お客様目線は経営のトレンドとなっております。

現在の企業にとってもとっても重要ですね。

覆面Xの感動報告「食」king! ~「つけめん」は「ラーメン」か?~ 2010.05.01


つけ麺のルーツは池袋大勝軒の山岸さんが考案したと言われています。 茹でた麺の余りを濃いめのつけ汁に浸けて食べたいわゆる「賄い」だったそうです。

大勝軒は修行に来た従業員に対し、早い段階からレシピを伝授することから、最近では40店舗近く「のれん分け」店がありますが、 大勝軒の「のれん」は企業価値として大きく評価できますね。

日本では店の信用や格式の意味で「のれん」を重視してきました。 長年務めた奉公人に対して、同じ屋号を名乗ることを許したり、顧客の一部を分けたりする意味で「のれん分け」が行われていたようです。

会計の世界の「のれん」では、企業買収の時の「買収価格」と買収された企業の「時価評価純資産」との差額を言います。
つまり、企業を永く継続している事による、無形の価値が創造されたと考えられています。

難しい話はさておき・・・
大勝軒系のつけ麺の特徴は、豚骨と煮干し等と魚粉をベースとしたスープが特徴です。 和風だしをベースとしているところはそば職人のルーツから来ているのでしょう。

つけ麺はラーメン? ラーメンの定義は諸説ありますが、水戸の黄門様が食べた「汁そば」をラーメンのルーツとするならば、 汁(スープ)に茹でた中華麺を入れた食べ物と定義するならば…


私は、つけ麺はラーメンでは無いと思います。

覆面Xの感動報告「食」king! ~ハンバーガーから読む競争戦略~ 2010.04.01


最近都内では、高級ハンバーガー店が目につきます。
ハンバーガーといえば外食産業の雄「マクドナルド」ですが、最近はデフレ経済の象徴というべき、低価格商品から、高 級・高付加価値(高カロリー?)商品へシフトしています。

みなさま、新しいハンバーガー食べましたか? マクドナルドの競争戦略としてのポイントは2点。
①テキサス・ニューヨーク・ハワイアン・カリフォルニアという商品の名前ですが、どんなハンバーガーなのかを言わず、消費者の期待を包括して受けられる名前にし、更には期間限 定という飢餓感をあおる。
②2位モスバーガーの独壇場であった「高級志向」分野へのチャレンジと挑戦をし、 マーケティングでいう王者でいるための方法としてある「2位以下グループの振り落とし」つまり、2位の得意とする分野への進出を図り、2位の市場を吸い込み2位以下を弱体化 させる作戦です。
これらを巷ではレッド・オーシャン戦略と言います。

企業は様々な戦略をもって事業を行いますが、やはり情報と戦略が大切だと思います。


ちなみに、私は「遊べる本屋」ヴィレッジヴァンガードのハンバーガーが大好きです。まさにブルーオーシャン!

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